ただの握り飯
河上彦斎(アサシン)装備時のみ、自身がフィールドにいる間
味方全体に〔人の力を持つ敵〕特攻状態を15%付与&〔神性〕特攻状態を15%付与
イラストレーター
壬生田晃宏
解説
ただの握り飯。
己が振るうべき剣を見失い、
さまよい流れた果てで目を閉じようとしていた。
それは振るうべきではなかった剣を
振るった報いであろうか。
果たして答えはついに見つからず。
その時、ふと差し出された握り飯。
腹が空いているのだろうと、心配そうに。
呆れた、自分のことはそっちのけ。
まったくなんて人だろう。
とはいえこれも一宿一飯の恩てやつ?
ほうっておくわけにもいかないし、
振るうべき剣なんてないのかもしれないけれど、
お礼代わりに振るぐらいなら、まあいいか。
そんな、ただの握り飯。
だが、それは己の剣を懸けるに値する、
振るうべき一太刀へと至る灯だったのだ。
―――ありがとう。
でも、食べかけだったのは少し気になるけど。
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